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【結婚式】悪しき習慣・・・。

コロナ渦とはいえ、少しずつ元に戻り始めた結婚式ですが

先日の結婚式の披露宴中にこんなことがありました。

 

披露宴の中盤によくある

「ご新婦さまの中座」と「ご新郎さまのご中座」

 

まぁ、お色直しってやつです。

 

当たり前のごとくご新婦さまの方がご準備に色々とお時間が必要なので

ご新婦さまが99%先にご中座されます。

(中にはご新郎ご新婦さま同時というパターンもあります)

 

ご新婦さまがご中座をされ

間髪入れずにご新郎さま中座となれば今回のことはなかなか起きないんですが

お着換えのお衣裳が和装(白無垢とか色打掛)となると

ご新郎さまとご新婦さまではお着換えに必要なお時間があまりにも違うため

ご新婦さまが中座されてからしばらくしてご新郎さま中座となります。

(5分~10分ほどあります)

 

しかし、ゲストの皆さんはそんなこと一切知りません。

 

なので、ここぞとばかりにお手洗いに向かいます(笑)

 

そして、事件は起きました。

 

もう間もなくご新郎さまが中座されるというタイミングで

お手洗いに向かわれる女性のゲストがいらっしゃいました。

 

当然、扉口でスタッフに声を掛けられます。

 

ゲスト「トイレに行きたいんですけど・・・」

 

スタッフ「もう間もなくご新郎さまのご中座です!」

 

ゲスト「トイレに行けないんですか・・・?」

 

なんだか会話が噛み合っていません(笑)

 

しかも、その女性ゲストの表情は明らかにイラッとしていました。

 

実はこの会話のやり取り、ほとんどの結婚式場さんであるんです。

 

じゃあなんでこんなことが起きるのか???

 

答えは簡単です。

「理由を言わないからです」

 

「もう間もなくご新郎さまのご中座です!」

 

それでもお手洗いに行きたい人は行けばいいんです。

もしかしたら緊急かもしれませんし。

 

その代わり

「ご新郎さまのご中座のシーンが見れませんがよろしいですか?」

とひとこと言えばいいだけです。

 

そこまで言ってお手洗いに行かれるなら仕方ありませんし、

「新郎の中座のシーンを見逃したじゃないの!」

と後から言われても、それはゲストの自己判断・自己責任です。

 

残念なことに結婚式場さんは

「こうだからこう!」

と理由をはっきり言いません。

 

例えば、各卓写真(テーブルフォト)の際、

「恐れ入りますが撮影はプロカメラマンにお任せ頂き、

 ゲストのカメラはテーブル毎に代表者のカメラ1台でお願いします」

というアナウンスが司会者さんから入ります。

 

ほとんどのケースで守られた試しがありません・・・(笑)

 

これもちゃーんと理由を言わないからです。

 

2時間30分という披露宴の時間の都合上なのか

感染症拡大予防の対策なのか。

 

「感染症拡大防止のため、ゲストのスマホは代表者1台にしてください!」

 

こう言われたら誰でも分かると思います。

 

今の時代、一番いいスマホで撮影して、

LINEでシェアすればいいだけの話です(笑)

 

結婚式場さんはとにかく「理由」を言わない。

 

ファジーに言ってもみんな分かってくれる。

 

これは大きな勘違いです。

 

 

ちなみに

結婚式ってもっと賢くできないものなのかなと

20代・30代の女性の方に調査をしたことがあります。

(50人くらいは調査しました)

 

「ゲストに結婚式の簡単なタイムスケジュールを事前に伝える」

 

これです。

 

*どこから入場するのか

*どんな演出があるのか

*どんな余興があるのか

*ご新郎ご新婦さまのお衣裳は何なのか?

*どなたとご中座されるのか?

 

もちろん、こういった内容は秘密です・教えません(笑)

 

しかし

 

*何時何分に入場するのか?

*歓談は何分間あるのか?

*何時何分にお色直し入場するのか?

 

これくらいは事前にお伝えしてもいいし

調査した女性のほとんどは

 

「歓談がどれくらいあるのか分からないからトイレに行くタイミングが分からない」

「いつ入場するか分からないからトイレに行くタイミングが分からない」

「行こうとしたらスタッフに止められる」

 

という意見が圧倒的に多かったです。

 

長々と披露宴をすることがいいことじゃありません。

 

中にはその後、用事がある方もお見えです。

帰りの新幹線の時間が決まっている方もいらっしゃいます。

 

しかも、コロナ渦の中、

みんなが多少なりともリスクを背負って結婚式に出席されます。

 

大人数の会食がよろしくないと言われている時代です。

 

それならば

決められた時間内で最高のパフォーマンスを発揮するのが

「プロフェッショナル」

だと思います。

 

披露宴がムダに長引いて

後ろの方で退屈そうにしているご親族の方やご年配の方を目にすると

「長い時間やればいいってもんじゃないけどな・・・」

と正直思うこの頃です(笑)

 

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