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プレ花嫁さん必見!綺麗に撮られる方法②【前撮り・結婚式】

先日の続き・・・。

今回も写真屋さんらしく真面目なお話です(笑)

前回は

「カメラマンの撮影する高さ」

に関してでした。

そして

もうひとつ着目してほしい大事なこと

それは

「カメラマンと撮られる方との距離」

そう、距離なんです。

簡単ですよね♫

単刀直入にご説明します。

「このカメラマン近いなぁ・・・」

と思ったら

だいたいが上手くないと思ってください(笑)

もちろん、全部が全部じゃありません。

近づかなきゃ撮れないものもありますし、

スペース的に「これ以上下がれない!」というケースもあります。

例えば

ものすごく狭い新郎新婦控室(ブライズルーム)などの撮影では

「これ以上下がれない!」というケースは多々あります。

その他には挙式リハーサル時に撮影する

指輪交換の際の手元のアップのお写真

これはさすがに近づかなければ撮れません。

ですので通常の

「ロケーション前撮り」

「挙式・披露宴」

での撮影で物理的に近づかなければならない場合を除いて

「近っ!」

と感じたら少し疑ってみてください。

じゃあ、何で近いとダメなの?

と思われますが・・・。

実は近い距離で撮影する方が顔は大きく写ります。

離れて撮る方が顔は小さく写ります。

そう覚えていただいて大丈夫です。

人間の眼は丸いです。

丸い分、収差と言うものが発生します。

いわゆる、歪みです。

カメラのレンズも丸い分、収差が発生します。

その収差・歪みを逆に利用した究極に「魚眼レンズ」があります。

実はこの歪み、皆さんの普段の生活でも確認することができます。

名古屋近辺の方なら誰でも分かる名古屋駅のセントラルタワーズがありますよね。

タワーズは2本の高いビルで構成しています。

どなたでも同じ太さのビルが2本まっずぐ建ってると思っているはずです。

でも・・・

かなり近い距離でタワーズを見ると・・・。

「あれ?根元が太くて、最上階の方は細い・・・」

誰でもそう見えるはずです。

しかし・・・

名古屋の栄、そこまで行かなくてもいいかな

国際センター駅付近から見るとちゃーんと同じ太さになってますよね。

これが人間の眼の収差です。

人間の眼は

「近いものは大きく」

「遠いものは小さく」

という歪みがあるんです。

なのでものの形を正しく見るにはある程度の距離が必要なんです。

これはカメラのレンズでも同じこと。

じゃあ、なんで近づいて撮るの?

そう思いますよね。

理由は色々あります。

遠くからでも撮れるレンズを持っていないとか・・・。

物理的に致し方ない理由もあります。

会社から支給されている機材の場合、あれが欲しいこれが欲しいが叶えてもらえない事なんて

普通ですからね。

でも

遠くからでも撮れるレンズってものすごく重いんです。

また

望遠レンズってものすごくブレやすい。

重いし、ブレるし・・・。

ってことは

近づく撮影は重くないし、ブレない!

そーなんです。

簡単に言うと。

遠くからの撮影ってものすごくリスキーなんです。

でもでも

リスクを超えた先にある写真はやっぱきれい!

ちょっと難しい内容になっちゃいましたが

「カメラマンの撮影する高さ」

「カメラマンと撮られる方との距離」

このふたつだけ注意して見ていただければ

どこかで役に立つと思います(笑)

いやいや

役に立ってくれたらうれしいです♫