「デバイスフリー」
この言葉、みなさんは聞いたことありますでしょうか?
スマホ・SNS全盛期の時代に
写真撮影はプロに任せよう!
ゲストはスマホやカメラを置いて、
ご新郎ご新婦様を
機械を通してではなく、しっかりと見つめ、お祝いしよう!
そして、その空間を楽しもう!
という考え方です。
詳しくは
https://www.asahi.com/articles/ASM5X4SVGM5XULFA01B.html
この記事をご覧になってくださいね。
どうやらアメリカ発のようですね。
昔からアメリカの文化は必ず遅れて日本に来るというので
もしかしたら日本でも広がる可能性があるかも・・・。
もちろん、賛否両論はあると思いますが
最近の日本は異様というか異常というか(笑)
何でもかんでも写真撮影・・・。
ご飯やさんでもスマホでパシャリ。
「早くしないと冷めちゃうよ・・・」
「早くしないと麺が伸びちゃうよ・・・」
食事が目的なのか
写真撮影が目的なのか分からない感じです(笑)
まぁ、プロのカメラマンの立場からすると
「デバイスフリー」は大賛成の人が多いんじゃないかな。
撮影に夢中のゲストさんって
ルール無視で縦横無尽に突っ込んできますからね(笑)
あまりに撮影に夢中になり過ぎて
「サービススタッフと激突した」
なんてこともあります。
お料理やお飲みものを運んでいたら
大変なことになります。
こんな時、どちらが悪いの?
となったら本当はゲストの方に非があると思いますが
結婚式場は立場上、文句は言えないんです。
ゲストの方はお客様ですからね。
お客様が悪いなんて口が裂けても言えません!
カメラマンもよくありますよ。
「ゲストの方が邪魔でいい場所から撮れない」
こんなの日常茶飯事です(笑)
でも、そんな状況でも素人さんには負けませんけどね(笑)
こんな感じで働く側には色々と諸事情があるんです。
とは言え、ゲストの方にとっては
大切な方の一生に一度の晴れ舞台。
せっかくだから写真を撮りたい!
その想いはもちろん分かります。
ただ、限度と言いますか
適度といいますか、常識の範囲内と言いますか・・・。
それは理解していただきたいです。
ちなみに
昨日、撮影でお邪魔した結婚式場の司会者さんが
人前式開始の前にゲストに対してこんなアナウンスをしていました。
「挙式中の写真撮影はもちろん可能ですが、
ご自身のお席からお願い致します。
なお、本日はプロのカメラマンがしっかりと撮影をしております。
皆さんにはぜひ、お式をゆっくりと楽しんでいただき、
カメラ越しではなく、おふたりを温かく見守っていただけたら幸いです」
こんな感じだったと思います。
遠回しに角が立たないように
「写真撮影に夢中にならず、しっかりとおふたりを見てお祝いましょう!」
こういうことだと思います。
そしたら何と!
だーれも写真撮ってないんです!
なんてみんな素直なんだ!!(笑)
なにはともあれ笑いあり、涙ありの素敵なお式でした。
「デバイスフリー」
という選択肢もあっていいですよね♫
*新郎新婦入場・中座・退場
このシーンで遮られたりするとかなり大変です・・・(笑)
「デバイスフリー万歳!!!」