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【結婚式】やり切ったからこそ分かること

昨日の2月29日(土)は

名古屋市内のとある結婚式場さんにて

挙式・披露宴のスナップ撮影でした。

 

安倍首相が例の要請を出したのが2月27日(木)ですから

2月29日(土)と3月1日(日)の結婚式に関しては

キャンセル(延期)のしようがありません。

 

さすがに1週間を切ってますから

食材やお花などの仕入れも完了済み。

 

実費がかかっていますからキャンセル(延期)は

当然キャンセル料、もしくは日程変更料が必要です。

 

もしかしたら今回担当させて頂いたご新郎ご新婦様は

こんなご時世だからということで

キャンセル(延期)を考えたのかもしれません。

 

しかし、ご新郎様は広島県のご出身。

ご新婦様は山形県のご出身。

おふたりの出会いは宮城県。

 

親御様やご兄弟、ご親族様、ご友人。

ほとんどの方が遠方からお越しです。

 

そんな状況ですから予定を合わせるのも一苦労。

 

飛行機や新幹線、ホテルの予約を考えれば

「決行!」

という選択肢しかなかったおふたりだったと思います。

 

おふたりのお人柄もあり

序盤からとても和やかで楽しい。

 

そして、笑いありの涙ありのご結婚式でしたが

終盤でのご新婦様によるお手紙朗読で

こんなことを仰られていました。

 

「大変な時期で急遽友人が欠席になったりと

 気持ちの整理がなかなか出来ませんでした」

「しかし、今はこんな素敵な結婚式を挙げられて幸せです」

 

こんな感じだったと思います。

 

ゲストの方はもちろんのこと

プランナーさん

司会者さん

ヘアメイクさん

スタッフの方もみさなん涙を流していました。

 

もちろん、キャンセル(延期)には

親御様のご意見もあると思います。

 

自分たちの結婚式でみんなに迷惑かけたくないから。

世の中がそういう流れだから。

 

色々な理由があるのは当然です。

 

しかし、キャンセル(延期)って

実は結婚式のお仕事をしているスタッフが

一番つらいんです。

 

結婚式の仕事をしている人にこんな質問をしてあげてください。

 

「何で結婚式のお仕事されているんですか?」

 

ほとんどの方が

「好きだから!」

と答えるはずです。

 

キャンセル(延期)って

好きな仕事をするな!やめろ!

と言われているのと同じなんです。

 

その何とも言えない

誰にこの気持ちをぶつけていいか分からない

その想いがあの涙だったと思います。

 

未だにマスクがどこにもない!

しかも今度はティッシュやトイレットペーパーまで・・・汗。

 

そんなとんでもないご時世ですが

勇気を出してキャンセル(延期)という措置を

とらなかった未来のご新郎ご新婦様へ

 

やって良かったと思える結婚式になると思います。

 

必ずそうなります。

 

なので、結婚式当日は思う存分楽しんでください♫

 

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