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【続編】結婚式の見積りはなぜ上がる?

本日も昨日に続き、

「結婚式の見積りはなぜ上がる?」

の続きです。

見積りがどんどん上がっていく理由は何となくお伝え出来たと思いますが、

今回は禁断の内容(笑)

結婚式場のプランナーさんや営業担当者は

どうやって見積りを上げていくのか、

そのメカニズムを教えちゃいます!

もちろん、全部が全部じゃないですよ(笑)

実はこんな感じで計算しています。

「ご祝儀はいくら集まるのか?」

全てはここなんです。

例えば、

ご祝儀の相場は1人3万円。

ゲスト数が60人とすると、

ご祝儀だけで180万円集まると算出できます。

そして、そのお客様の結婚式の総額が300万円となると

300万円(総額)-180万円(ご祝儀分)=120万円

この120万円がご新郎ご新婦様が負担する金額。

いわゆる「自己負担額」となるわけです。

この自己負担額をいかに上げていくかが結婚式場さんの腕の見せ所(笑)

恐らく150万円くらいまでは自己負担額を上げていく戦略なはず。

「ご新郎ご新婦様のお勤め先」

「ご新郎ご新婦様の年齢」

「ご両親様は健在か」

これがポイントです。

簡単です。

ご自身がプランナーだとしたらどこを見て判断しますか?

「お勤め先の会社が大手」

「年齢的にも貯金はありそう」

「ご両親様が健在だから援助があるはず」

こんな感じのお客様でしたら

「押せばいける!」

って当然思いますよね。

あとは

「お打合せ時の服装や持ち物がいいもの」

「車もなかなかのもの」

こんなお客様でしたら

「お金あるからいけるはず!」

そう思いますよね。

結婚式のプランナーさんや営業担当者だって普通の人間です。

みんな考える事は同じですよ(笑)

見積りがどんどん上がり不安になってくると、

「大丈夫です。ご祝儀分でいくらいくらは集まりますので」

こんなセリフを言うプランナーさんは絶対にご注意です!

話は変わりますが車を購入する時、2人の営業マンがいたとします。

みなさんはどちらの営業マンを信用しますか?

ある時、好みのタイプの車を買いに車屋さんに行きました。

Aさんという営業マンは

「かしこまりました。ご用意します。」

とあなたが欲しいと思っていた車を用意してくれました。

しかし、Bさんという営業マンは

「普段どれくらい乗られますか?」

「仕事使いですか?」

「車庫や駐車場はどれくらいの広さですか?」

「家の前の道幅は?」

こんな事を聞いてきて、買おうと思っていたものとは違う車を提案してきました。

もちろん、考え方はそれぞれです。

正解はありません。

しかし、好みの車を買ってみたものの、

「家の駐車場が広くない為、車庫入れが大変。」

「家の前の道幅が狭いから、運転が大変。」

これは本当にお客様のためなんでしょうか?

有名な言葉があります。

「客が好むものを売るな・客のためになるものを売れ」

こんな事を言った素晴らしい経営者さんがいます。

そう考えると

今の結婚式業界は前者であり、後者ではありませんね。

もう一度言います。

全部が全部じゃないですよ(笑)

ご新郎ご新婦様のためになる結婚式を創り上げる

素晴らしい結婚式場さん、プランナーさんも当然いらっしゃいますから。